パソコンでウイルスに感染してしまったという被害はよく耳にしますが、ほとんどの人が持っているスマホでもウイルス感染の被害は増えています。しかし、そんな中でもiPhoneはウイルスに感染しないと言われています。
そこで今回は、iPhoneはウイルスに感染しないと言われているが本当なのか。またその根拠についてご紹介します。
iPhoneはウイルスに感染しない？
Ipad iphoneはウイルス感染しないってマ？感染しないならすごいな
— もこ💜🥤 (@kinako_mochi001) April 8, 2024
iPhoneはウイルスに強いと言われていますが、なぜiPhoneはウイルスに感染しないのでしょうか。
それにはいくつかの理由があるため、詳しくご紹介します。
アプリのインストールはApp Storeのみ
iPhoneで利用できるアプリのインストールは、App Storeからのみと限定されています。
App Storeでは新たにアプリを公開する際に、非常に厳しい審査を行なっており、セキュリティ面など様々な項目で基準を満たしていないアプリは公開できないようになっています。
そのためApp Storeに公開されているアプリは、Appleが安全性を保証したものであり安全であると言えます。
サンドボックス機能がある
サンドボックス機能というものがiPhoneには搭載されています。
サンドボックスとは、アプリがアクセスできる領域を制限することができ、iOS本体のシステムファイルやデータなどをアプリから勝手に変更できないようになっています。
そのため、万が一にiPhone内にウイルスが侵入してきた場合でも悪意のある動作を制限することが可能です。
iOSのセキュリティの強さ
iPhoneを動作させている中核のシステムであるiOSは、セキュリティ能力が非常に高いです。AppleはiOSシステムを常にアップデートしており、脆弱性を修正するなどしセキュリティ能力を高いレベルで維持しています。また、AppleはiOSのセキュリティ能力の高さに絶大な自信を持っており、iPhone用のウイルス対策アプリの存在をガイドライン上で禁止しているほどです。
iPhoneでもウイルスに感染する可能性はある
上記で説明したように、iPhoneはウイルスに感染しにくい端末です。
しかし、だからといって絶対にウイルス感染しないわけではなく、数は少ないものの実際にウイルスに感染してしまったという報告があり、その感染経路は以下のものが考えられています。
怪しいメール内のURLにアクセスしてしまう
iPhoneをウイルスに感染させるためのURLをメールなどを利用して送り、アプリのインストールやサイトへのアクセスを促すことによりウイルスを感染させるという手口です。
誰でも知っている企業やサービスの名前を使用してメールを送ってくる場合もあるため注意が必要です。
虚偽のウイルス感染警告からアプリをインストールしてしまう
ネットサーフィンをしていると、突然『ウイルスに感染しました。』という虚偽の広告が出る場合もあり、iPhoneがウイルスに感染したと不安を煽り、特定のURLにアクセスさせようとします。
焦って警告文に従いURLへアクセスしてしまうと、そこからウイルスに感染してしまう可能性があります。
iOSのアップデートをしていない
定期的に行われるiOSのアップデートはシステムの脆弱性を修正しています。
そのためアップデートをせずに使用していると、その脆弱性を突かれて強制的にウイルスに感染させられてしまうリスクが高まります。
まとめ
iPhoneはウイルスに感染しないと言われており、その根拠となるセキュリティ面の強さをご紹介しました。
AppleはiOSのセキュリティ能力の高さに絶大な自信を持っており、常に脆弱性の修正などを行なっています。
しかし、いくらiPhoneがウイルスに感染しにくいと言っても感染する可能性はゼロではなく、数は少ないものの実際にウイルスに感染してしまったケースも存在するため、iPhoneのセキュリティ能力の高さを過信せず、注意することが大切です。