【スマホ】iPhoneやAndroidのセキュリティ対策は必要？

iPhone 14のような最新のスマホは安全性が高いため、セキュリティ対策の必要がないと考えている方もいるのではないでしょうか？しかし、どれだけ高性能なスマホであっても、何の対策もせずにウイルスを防ぎ切ることは難しいでしょう。そこで今回は、iPhoneやAndroid スマホのセキュリティ対策やウイルスについてご紹介します。

セキュリティ対策の必要性

iPhoneやAndroid スマホにもセキュリティ対策が必要です。なぜなら、ウイルスなどのサイバー攻撃はスマホも狙っているからです。脅威は年々凶悪化しており、何の対策もせずにインターネットを利用していると思わぬ被害に遭ってしまう恐れがあります。スマホを完全オフライン専用で使用する場合でもない限り、セキュリティ対策は必須なのです。

ウイルスとは

ウイルスとは、第三者の端末に対して被害を及ぼす目的で作られた不正プログラムのことです。デバイスに対して「感染」「潜伏」「発病」といった、自然のウイルスのような動作をすることから「ウイルス」と呼ばれています。感染してしまうと「個人情報漏洩」「システム破壊」「ウイルス拡散」といったさまざまな被害が発生します。

ウイルスの種類

ウイルスなどの悪意のあるソフトウェアはすべて「マルウェア」とも呼ばれています。ここでは代表的な3つのウイルスを解説します。

1. ファイル感染型

ファイル感染型とは、ファイルやプログラムに感染する最も基本的なウイルスです。ウイルス単体では動作しないのが特徴で、寄生したファイルやプログラムが起動した際に改ざんしながら感染と増殖を行います。書き換える範囲は一部分、あるいは全体に及ぶものなど複数の種類が存在します。

2. ワームウイルス

ワームウイルスとは、ファイルやプログラムに感染せず単体で実行可能なウイルスです。ワーム単体で複製を作ることができ、ネットワークやメールを通じて他のデバイスに感染を広げる性質を持っています。その爆発的な感染力で過去に大規模感染を引き起こした事例があり、明確な被害が認識できることもワームの特徴です。

3. トロイの木馬

トロイの木馬とは、ファイルやプログラムに感染せず増殖もしないウイルスです。正規のアプリになりすまして侵入し、ユーザーが気づかない内に危害を加えるのが特徴です。トロイの木馬は最も多いマルウェアとされており、個人情報の外部送信や不正攻撃に悪用したりと危険度が高いウイルスです。

最低限やるべきスマホのセキュリティ対策

セキュリティ対策が必要と言われても「やり方がわからない…」という方もいるのではないでしょうか？そこで、最低限やるべきスマホのセキュリティ対策の方法をご紹介します。

1. OSやアプリは最新バージョンに更新する

OSやアプリのバージョンは最新に更新しましょう。ソフトウェアのアップデートは利便性の向上以外にも、セキュリティ上の問題を修正する目的があります。そのため、古いOSやアプリのまま使用しているとサイバー攻撃の標的にされるリスクが高くなります。OSやアプリには自動更新の設定ができる場合があり、有効にすることで常に最新状態をキープできるのでおすすめです。

2. 不審なメールの添付ファイルは開かない

不審なメールに添付されたファイルは開かないようにしましょう。ウイルス感染は、迷惑メールの添付ファイルから発生するケースが多いことで知られています。メールの送信元を確認し、身に覚えのないメールや添付ファイルはむやみに開封しないように日頃から心がけることが大切です。

3. 怪しいURLはクリックしない

怪しいWebサイトやメールのURLはクリックしないようにしましょう。悪意のあるWebサイトなどはクリックしただけでもマルウェアに感染する可能性があります。また、迷惑メールに記載されたURLはフィッシングサイトに誘導されるため、個人情報が盗まれてしまう危険性があります。そのため、怪しいURLは絶対に開かないようにすることが重要です。