近年ではパソコンやスマホのOSが進化したことと、個人を狙ったサイバー犯罪が少なくなった影響もあり、セキュリティソフトはいらないと思う人が多いようです。しかし、本当にセキュリティソフトがいらないのかその理由までしっかりと答えられる人は少ないことでしょう。そこでこの記事では、セキュリティソフトがいる場合といらない場合の境界線を紹介しています。果たして、セキュリティソフトは世間で言われているほど必要ないのでしょうか?新しくセキュリティソフトやパソコンを買う予定の人はぜひ参考にしてください。
セキュリティソフトは本当にいらないの?
セキュリティソフトは自分の使っているパソコンでオンライン取引をする場合は必ずインストールしてください。インストールしておかないとクレジットカードの情報などが漏洩する可能性があるからです。セキュリティソフトをインストールしておけば、電子取引専用のブラウザを使えるようになるため、個人情報が漏洩する可能性が極めて低くなります。
オンライン取引をしなければセキュリティソフトはいらないの?
セキュリティソフトにはオンライン取引を安全にするための機能以外にも、様々な方法で個人情報が漏洩するのを防ぐ効果があります。そのためオンライン取引をしないからセキュリティソフトがいらないという分けではありません。特に近年はDDOSという特定のパソコンに対して連続でアクセスしようとするサーバー犯罪が多く、そのアクセスをするための中継地点としてセキュリティの甘いパソコンやスマホが狙われています。
特に古いOSがインストールされているパソコンは、セキュリティ性能が新しいOSと比較すると非常に脆弱になってしまいます。そのため、セキュリティソフトは必ずインストールしてください。
セキュリティソフトがいらない事例はあるの?
セキュリティソフトがいらない事例は、個人用で使っているパソコンで、尚且つ最新バージョンのOSをインストールしていて、セキュリティの脆弱性が心配される操作を一切行わないパソコンです。代表例として家の中だけでインターネットに接続せずにパソコンを使う事例です。あえて家の中だけと加えたのは、公共施設や会社の中で使われているパソコンは、内部犯によってランサムウェアをインストールされると、システムが他人の操作によって支配されてしまうからです。
最近ではニコニコ動画がサーバーにランサムウェアをインストールされて、長期間サービスが停止されていましたよね。この事件と同じようなことが小規模な環境で発生するので、セキュリティソフトはできればインストールしておきましょう。
セキュリティソフトの必要性に関する境界線を分析してみよう
セキュリティソフトのいるいらない問題は、インターネットの接続状態によって決まるといっても過言ではありません。わずかな時間でもインターネットに接続する予定のパソコンにはセキュリティソフトは必要ですし、インターネットに接続せずに使うパソコンにはセキュリティソフトはいらないでしょう。
しかし、セキュリティソフトは自分のパソコンに対して危険なアクセスを遮断できる仕組みがあるため、手放しで全てのパソコンにセキュリティソフトはいらないと断言することはできません。
まとめ
セキュリティソフトはインターネットがライフラインとして認識されている現代にとって必要な存在です。特に端末でオンライン取引をする場合は、いつクレジットカードの情報が抜き取られているかセキュリティソフトを使わないと分かりません。無用なトラブルを避けるためにも、セキュリティソフトがいらないと言えるような環境に希望を持つのはやめたほうがいいでしょう。