どこにいてもインターネットの接続が欠かせなくなった現代において、外出先で無料Wi-Fiを利用してインターネットを楽しむ人も多いのではないでしょうか。

しかし、無料Wi-Fiを利用することには危険が潜んでいるため、セキュリティ面への配慮からネットワークの安全性を保つことができる「VPNアプリ」を利用する人が増えています。そこで今回は、初心者向けの「VPNアプリ」の選び方や注意点をご紹介します。

VPNアプリとは

VPNは、「Virtual Private Network」の頭文字から取った略語で、日本語では「仮想専用線」と呼ばれています。VPNを使うと、インターネット上に仮想の暗号化された専用線を設け、情報を送る側と受け取る側の通信を外部のネットワークからは見えないようにすることができます。

そのVPN通信ができるアプリ「VPNアプリ」は、PCやスマートフォンなどの端末にインストールし、アプリを開くだけで簡単にVPNを利用できます。VPNアプリでは、手軽にセキュリティ上の安全なルートを使ってデータをやり取りすることができ、盗み見や改ざんなどの脅威から大切な情報を守ることが可能となっています。

VPNアプリの選び方

①通信速度

ストレスなく使うためには、通信速度もチェックしましょう。通信速度は、選択するサーバーのロケーション（国）や時間帯、混み具合などによって異なります。また、YouTubeなどの動画コンテンツやゲームなどの使用によっても左右されるため、使用頻度が多い人は特に注意が必要です。無料版や口コミを参考にするのもいいかもしれませんね。

②接続サーバー数の多さ

サーバーの通信状況は日々変化するため、接続できるサーバーが1つだけだと安定した通信が保てなくなります。しかし、サーバーの数が多いと通信環境に合わせてサーバーを選ぶことができるため、安定した通信と通信速度が確保されます。また、利用できる国が多いVPNアプリを選ぶと、通信の波に影響されにくくなり、より安定したサーバーを選ぶことができるようになります。

③データの容量

VPNアプリでは、利用可能なデータ容量が異なります。有料版のVPNアプリではデータ容量を無制限で使えるところが多いですが、使えるデータ容量に制限がある場合もあるので注意が必要です。データの容量が多い人や、気にせずに使いたい人は容量チェックして選びましょう。

VPNアプリの注意点

VPNが規制されている国がある

海外でVPNアプリを利用する場合、国によってはそのアプリが使用できないことがあります。特に、中国ではVPNへの規制が厳しく、せっかくインストールしても使えない場合や急に使えなくなることもあります。海外で利用する場合は、事前に滞在国で使えるアプリかどうかを確認しておきましょう。

ウイルス対策

VPNアプリでは通信内容を暗号化することで、プライバシーを保護し、安全性を確保しています。しかし、VPNアプリにはウイルスや詐欺サイトをフィルタリングする機能はありません。そのため、VPNアプリと同時にセキュリティソフトによる適切なウイルス対策をとることも必要です。近年では、VPN機能を搭載したセキュリティソフトも発売されており、さらなるセキュリティ強化が期待されています。

無料VPNアプリは避けるのが無難

きちんとしたVPN接続サービスを提供するためには、セキュリティが確保されたサーバーの維持やメンテナンス費用など、高度な技術と多額の運営コストがかかっています。にもかかわらず、「VPN 無料」というのは怪しいですよね。トラブルが発生するリスクを考えると、無料版は避けることをおすすめします。たとえ、危険性が高くなくても通信速度や広告などの頻出にストレスを感じてしまうことでしょう。

最後に

個人情報や企業情報などを守るために、無料Wi-Fiに接続するときはVPNアプリを使用することをおすすめします。たくさんのVPNアプリがあるので、まずは無料お試し期間がついているVPN おすすめからトライアルしてみて、自分に合ったVPNアプリを探してみてください！