何かと噂されているカスペルスキーですが、実際はどうなんでしょうか?この記事ではカスペルスキーの危険性や、性能についてをまとめてみました。また人気セキュリティソフトと比較しているので、カスペルスキーが気になっている方はぜひ最後まで見てみてくださいね。
カスペルスキーとは?
カスペルスキーは、1997年に設立されたロシアのモスクワが本拠地のコンピューターセキュリティ企業です。全世界のユーザー総数はやく4億人以上とされており、ヨーロッパを始め、中国、韓国、アメリカそして日本と世界10ヶ国に支社が置かれています。日本支社は2004年に東京で設立しされています
カスペルスキーはなぜ危険だと言われている?
カスペルスキーは、ロシアに於いて最も有名な企業のひとつであり、カスペルスキーのセキュリティソフトは全世界で使用されています。ところが、以前からカスペルスキーはロシア政府と癒着しているのではないかと言われており、アメリカでは2017年に政府機関でのカスペルスキー製品の使用が禁止されました。そして今回、ロシアのウクライナ侵攻を受け、アメリカは元より、ヨーロッパ各地からもカスペルスキーを危険視する動きが現れました。それに対してカスペルスキーでは、創設者でもあるCEOのユージン・カスペルスキー氏はロシアのウクライナ侵攻に対して中立的な態度を示す声明を発表しています。実際に現時点でもカスペルスキーが危険だという証拠などは一切ありませんが、残念ながら一企業のカスペルスキーがロシアから圧力をかけられたり、政府に取り込まれたりする確率がないとは言えないため、危険だと言われているのです。
カスペルスキーセキュリティの性能
カスペルスキーの機能と特徴
カスペルスキーは、最先端のAIテクノロジーを採用しており、あらゆる種類のオンライン脅威や、未知の脅威もふくめ発見検知し阻止してくれます。インターネットへ接続されると共に、プライバシー保護や、決済保護、安全性のチェックに加え、必要であれば、子ども達の端末利用管理まで行えます。また、カスペルスキーは第三者機関によるテストで、業界トップクラスの最高評価を何年も連続して受賞しています。特にマルウェアに対する評価は他社より群を抜いてトップレベルを誇っており、防御力はかなり優秀なセキュリティと言えるでしょう。
人気セキュリティソフトとの比較
ウイルス検知率
先程も述べましたが、第三者機関によるウイルス検知のテストではほぼ100%という最高レベルの検知率でありパフォーマンスも非常に安定しています。これは業界トップクラスレベルであり、唯一ノートンが肩を並べられるのではないでしょうか。スマホ向けでは、ZEROスーパーセキュリティも負けてはいません。
ネットバンク保護
カスペルスキーは、アドオン追加でネットバンクへのアクセスを検知するとブラウザを保護した上にネットバンクの個人情報や重要情報の流出から保護してくれます。これには、ESET セキュリティソフトがネットバンク保護で肩を並べます。
フィッシング詐欺対策
カスペルスキーだけでなく、ウイルスバスタークラウドやZEROスーパーセキュリティが高性能なフィッシング詐欺対策を行えます。
その他の機能
カスペルスキーは、その他の機能も充実しています。実行アプリケーションに制限や、クリーナー、保護者機能まで。痒いところに手が届く仕様は他社よりも優れています。
アフターサポート
カスペルスキーのアフターサポートは、毎日9時半~18時迄ですが、マカフィーは毎日9時〜21時迄とマカフィーの方がサポート時間が長くなっています。
価格
充実した機能を備えていながら、価格はかなり低く抑えられており、1年プランはアバストプレミアムに次いで価格が低く、3年プランではESET セキュリティと肩を並べてコスパが優秀になっています。
最後に
カスペルスキーは今すぐ危険だという証拠はありませんが、今後のロシアの動向次第では、危険な可能性を秘めていると言えるので、注視しておくべきではありますが、性能に関しては、人気ソフト比較してもかなりの高性能かつ低価格ということは言えるでしょう。